11 ホルモンのおはなし(2)

2022年6月7日

恒常性維持にホルモンがどう作用しているのか。

そのキーワードが「フィードバック」です。

 

単に言葉で説明してもイメージしにくいので、

とある暑い日を想像してみましょう。

エアコン(冷房)のスイッチを入れたとします。

…このとき、

一発で希望の温度になることはとても珍しいことです。

ふつうは「寒すぎる!」か「まだ暑い…」になります。

「まだ暑い…」とき、

エアコンの設定温度を下げようと思いますよね。

この最初の行動のきっかけと同じ方向でさらに強化するのは、

「正のフィードバック」といいます。

「暑いから温度を下げよう」に

「まだ暑いから温度を下げよう」ですから、

同じ方向に、さらに強化ですね。

「寒すぎる!」ときには、

エアコンを切るか設定温度を上げますね。

これは最初の行動のきっかけと逆の方向に働くです。

これを、「負のフィードバック」といいます。

「暑いから温度を下げよう」が

「寒いから設定温度を上げよう(エアコン切ろう)」ですから、

逆の方向に働いたことが分かるはずです。

 

私たちの恒常性は、主に負のフィードバックで守られています

一応、正のフィードバックは「LHサージ」で出てきますが、

基本は負のフィードバックです。

例外の「LHサージ」の名前だけは、

頭の片隅に置いておいてくださいね。

 

調節の仕組みが分かったところで、もう少し詳しく。

ホルモンは何からできているかで大まかに分類できます。

ペプチドホルモン、アミノ酸ホルモン、

アミンホルモン、ステロイドホルモンです。

…なんとなく、耳にしたことのある言葉ばかりですね。

それがすごく大事なところです。

何も浮かばなかった人は、

「5 タンパク質」、「6 タンパク質代謝」、

「7 脂質」を見直してきましょう。

このうち、特に覚えてほしいのは「ステロイドホルモン」です。

具体的には、副腎皮質ホルモンと性ホルモンが含まれます。

 

別の分類方法もありますよ。

それが「脂溶性ホルモン」と「水溶性ホルモン」です。

この分け方、ビタミンのところでしましたよね。

ビタミンのところでは、

過剰症と欠乏症のなりやすさの判断につかいました。

ホルモンのところでは

「細胞膜を抜けられるか」の区別に使います。

復習をしておきましょう。

細胞膜は何で出来ていましたっけ?

細胞膜は、

複合脂質による脂質二重層と膜タンパク質からできていましたね。

どう違いが出てくるのか、次回確認していきますよ。

 

【今回の内容が関係するところ】(以下20220607更新)