5 タンパク質のおはなし(1)

2018年4月1日

今回からはタンパク質のおはなしです。

タンパク質といえば、骨・筋肉!

でも、それだけではありませんよ。

意外なところにも関連しているので、心して読んでくださいね。

 

タンパク質は、アミノ酸がたくさん集まってできたものです。

タンパク質を知るためには、

アミノ酸を知ることが必要そうですね。

早速、アミノ酸のおはなしに入りましょう。

 

アミノ酸とは。

炭素(C)にアミノ基(NH)とカルボキシル基(COOH)、

側鎖(R)が付いたものです。

イメージとしては炭素の4本の手に、

水素(H)、アミノ基、カルボキシル基、側鎖が手をつないだ感じです。

…Rなんて元素記号、ないんだけど…?

 

はい、これは「いろいろなものが付きますよ」という印(しるし)。

水素(H)がつくこともありますし、

炭素(C)骨格の複雑な形が付くこともあります。

この側鎖の種類によって、

アミノ酸は20種類に分けることができるのです。

 

20種類も…と思うと嫌な気分になりますが。

覚えなくちゃいけないのは以下の

含硫アミノ酸」と「必須アミノ酸」です。

 

含硫アミノ酸というのは、

その字の通り「硫黄(S)を含む」アミノ酸です。

側鎖(R)に硫黄を含むアミノ酸は、システインとメチオニン

2つしかありませんので、これはすぐ覚えちゃってください。

 

必須アミノ酸というのは、

体の中で作れない…食べ物から取るしかないアミノ酸です。

人体最大の合成工場「肝臓」をもってしても作れない以上、

外から(つまり食べ物から)取り入れないといけないのです。

必須アミノ酸は…

フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、スレオニン、メチオニン、

バリン、イソロイシン、ロイシン、ヒスチジン、アルギニンです。

最後の2つ(ヒスチジンとアルギニン)は、

本によっては必須アミノ酸に入っていないものもあります。

これは、小児期のみ不足するためで

「準必須アミノ酸」とされることもありますね。

 

…こんなに覚えるものあるの?

 

はい、申し訳ありませんが覚えてください。

でもちょっとだけ覚えやすくなるヒントをお教えします。

頭文字を順番に…

「ふ・と・り・す・め・ば・い・ろ・(んな)ひ・ある」。

なんだか太ってる人が住んでいる家が浮かびましたか?

生きていれば、いろんな日があるのです。

これで必須アミノ酸の頭文字を頭に入れることができますよ。

…でも、アミノ酸の正式名称を覚えないと役立たずになってしまいます。

少し楽にはなりますが、最後は努力が必要ですよ。