12 各論7:呼吸(中枢・精神):②麻薬系鎮痛薬(3)
モルヒネ塩酸塩水和物(モルヒネ塩酸塩)は、
がんに使われる鎮痛効果があるお薬(麻薬)。
鎮咳、麻酔補助、激しい下痢症状の改善、
手術後の腸管抑制にも使われます。
12 各論7:呼吸(中枢・精神):①制吐薬・鎮咳薬(1)
中枢(と精神)のブロックは、
とても広い領域を扱うことになります。
まずは「今まで勉強してきた働きをコントロールする個々の中枢」に
効く薬の紹介から始めましょう。
消化器系の嘔吐中枢に効 ...
12 各論7:呼吸(中枢・精神):①制吐薬・鎮咳薬(2)
メトクロプラミドの併用注意は、幾分多いですね。
錐体外路症状を引き起こす可能性があるものが並んでいます。
抗アドレナリン薬のラウオルフィアアルカロイド系、
ドーパミン拮抗薬のブチロフェノン系、
12 各論7:呼吸(中枢・精神):①制吐薬・鎮咳薬(3)
コデインリン酸塩水和物の禁忌は、
本剤が含まれる一群(アヘンアルカロイド)へのアレルギー。
せきと一緒に呼吸も抑制してしまうので、
慢性肺疾患や重い呼吸抑制状態にある人、
急性アルコール ...
11 各論6:呼吸(呼吸器系):気道(1)
今回からは「呼吸」に関係が深いおはなし。
そのものずばりの呼吸器系と、
中枢(と精神)に働く薬ですね。
呼吸器系のおはなしを始める前に、
呼吸に必要なものを確認 ...
11 各論6:呼吸(呼吸器系):気道(2)
気管支喘息に使われる気管支拡張薬として、
テオフィリンを紹介しますね。
テオフィリンの働きを、ちょっと良く見ておきましょう。
テオフィリンはcAMPを分解する
...
11 各論6:呼吸(呼吸器系):気道(3)
テオフィリンの慎重投与対象はそれなりに多いですね。
妊娠・妊娠可能性のある人や授乳中の人は、
「慎重投与」というよりも
「禁忌」に入っていてもおかしくないはず。
「それでも使わないと酸素 ...
11 各論6:呼吸(呼吸器系):気道(4)
気道でも、
炎症をしっかり抑えるならステロイド剤。
フルチカゾンプロピオン酸エステル
(フルタイド)などが使われます。
最初に注意。
ステロイド剤は強力に炎症を抑えます。
11 各論6:呼吸(呼吸器系):赤血球(1)
続いて赤血球に効く薬のおはなし。
赤血球は酸素運搬に特化したため核がなく、
造血幹細胞からこまめに作る必要がありましたね。
生化学:血液
ヘモグロビン色素を作るためには
鉄( ...
11 各論6:呼吸(呼吸器系):赤血球(2)
赤血球成熟因子エリスロポエチンは、
腎臓でできる糖タンパク質。
これを人工的に増やして薬にしたのが
エリスロポエチンアルファ(エスポー)です。
遺伝子を組み換えて、
ハムスタ ...